ハリボテ勇者の命日

【天才センチネルの執着魔王×勇者を演じるお人好しガイド】

敵同士から始まる軍人センチネルバースBLです。R18(性描写・暴力描写あり)。

こんな要素がお好きな方に:

センチネルバース

執着攻め

男前受け

軍人

相互救済

ハッピーエンド

じっくり育まれる関係

固定カップリング

上巻

カバーイラスト: 春なりこ様 / カバーデザイン:あかいあとり

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上巻

皆が称える勇者の嘘を、敵国の魔王だけが知っている。

五感のうち一つ以上の感覚が異常発達した能力者『センチネル』と、センチネルの能力や精神を整える調律の力を持つ『ガイド』がいる世界で、十年前、偶然の末に竜を倒して以来、ガイドの軍人・アシエルは勇者と呼ばれるようになってしまった。魔力を持たぬ平民である彼は、母の形見である、膨大な魔力を保存・放出できるペンダントを使い、勇者という虚像を取り繕いながら生きてきた。本物の勇者に相応しい力もないのに、勇者ならばこなせるだろう命懸けの任務だけは次々と舞い込んでくる。

そんな中、主君であるユリア王女の意向で、祖国イーリスとの開戦を企む隣国テンペスタの派閥争いへの介入が決定。テンペスタの企みを阻止するために駆け回る中、アシエルは隣国で魔王と呼ばれるセンチネル・ディズジェーロと出会う。魔王と恐れられるほどの強大な力を持つがゆえに、これまでディズジェーロをまともに調律できるガイドは誰一人として存在しなかった。ガイドの調律を受けなければ生きられないセンチネルでありながら、ガイドとの接触は彼にとって苦痛と恐怖以外の何物でもない。そんなディズジェーロを放っておけず、手を差し伸べたアシエルだけが、初めて彼の力を静められた。

周囲を救って回るくせに自分自身だけは救えないハリボテの勇者と、並外れた力を持つ代わりに誰にも救われたことのない魔王。本来なら敵同士であるはずのふたりだけれど、互いに望まぬ称号を背負わされた者同士、何度も邂逅するうち、他の誰にも理解されなかった互いの孤独を知っていく。けれど、ふたりにとって互いがどんな存在になろうとも、戦争は待ってはくれず——。

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下巻

カバーイラスト:春なりこ様 / カバーデザイン:あかいあとり

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下巻

育んだ絆こそが、勇者と魔王を追い詰める。

刻一刻とイーリスとテンペスタの関係は悪化する。イーリスの勇者を演じるアシエルは、二国の開戦を防ぐため、生きて帰れる保証のない潜入暗殺任務を命じられた。ガイドの奴隷に扮して単身テンペスタ城へと潜入することになったアシエルは、幸か不幸か、彼の正体を知るディズジェーロの元へと引き渡される。

敵国のただ中で、ふたりは初めて、どちらの国にも縛られず、ただの個人として向き合えるひとときを手に入れた。同情か友情か、はたまた恋か。己の気持ちに名前をつけることもできないまま、ふたりは絆だけを深めていく。

しかし、安穏の時間は長くは続かない。センチネルを生きた兵器へと作り変え、神に与えられた結界を人為的に張り替える『アルファ』計画を企むテンペスタ皇帝にとって、規格外のセンチネルであるディズジェーロ以上の素体は存在しない。アシエルというガイドを得て、不安定だった力が安定した今はなおのこと。ディズジェーロを本物の魔王へと仕立て上げようと企む皇帝を、アシエルはディズジェーロのため、そして祖国のために止めようと奔走する。しかし、勇者という虚像を守り続けてきたアシエルにも、ついにその代償を支払う時が迫っていた——。

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Caution

この物語は開戦へ向かう二国を舞台にした軍人センチネルバースのお話です。作中には戦闘・流血・殺人などの暴力描写、拷問・身体損壊を含む残酷な場面、合意のない性的接触、成人向け性愛描写、戦争の描写、捕虜や人体実験を含む苦しい展開が含まれます。ディズジェーロ×アシエルの固定カップリング、ハッピーエンドです。

以下のリストは上記よりも具体的に好みが分かれる要素について羅列しています。物語終盤までの重要なネタバレを含むため、必要な方はご了承の上でご覧ください。

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